カウンセリングとは、相談者の抱える問題や悩みなどに対し、専門的な知識や技術を用いて行われる相談援助のことを言います。
カウンセリングを行う者をカウンセラーや相談員などと呼びます。
カウンセラーは医者ではありませんので、薬を処方したり病名をつけたりの医療行為はしません(出来ません)。
時間をかけて、じっくりと相談者の話に耳を傾け、問題解決に向けて共に進んでいく感じです。
カウンセラーの行うカウンセリング技法によってカウンセリング方法は違ってきます。
海外の映画やドラマでは、登場人物がカウンセリングを受けているシーンをよく観ます。
病院よりも私たちにより身近な存在であるのがカウンセラーなんですね。
最近は、
などなど、専門分野でたくさんのカウンセラーが活躍しています。
カウンセリングを行う場所や方法もまた色々です。
良き理解者、良き相談相手、それがカウンセラーと言えるでしょう。
心療内科は主に心身症やストレスからくる身体症状を扱います。
心の問題の根本的な解決をするわけではありません。
あくまでも心の問題が原因で起こる体の不調に対して診療を行います。
心療内科は「内科」とつくだけあって、
器質的原因が無く(検査しても異常がない)心因的なことが原因で体に何らかの症状がある疾患を主に診察治療する診療科であると言えます。
日本心身医学会によれば、
心身症の定義は次のようになっています。
身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与し、器質的、ないし機能的障害が認められる病態をいう。
ただし、神経症やうつ病など他の精神障害に伴う身体症状は除外する。
■心理的な原因によって特定の器官に身体症状が現われる疾患を「心身症」と呼んでいます。
心身症の主な疾患は以下の通りです。
などなど...
精神科は脳を原因として生じる精神疾患や、ストレスなどの心理的原因によって生じる不調を対象としています。
代表的な精神神経科の疾患は、
心療内科が心の不調から起こる体の不調に焦点を当てるのならば、精神科は心(脳)の不調に焦点を当てている科と言えます。